プリントの失敗から学んだこと

3Dプリンターを使っていると、プリントがうまくいかないことがあると感じました。最初は、プリントがよくはがれてしまうという問題に直面しました。しかし、その経験から、私は多くのことを学びました。ここでは、私が学んだことを紹介します。

Z軸のレベルセッティングをやり直すこと

プリントがはがれる原因の一つは、プリントベッドが平らでないことが多いそうです。そのため、プリントベッドのレベル調整を最初からやり直しました。オートレベリングによって問題なくできているはずでしたが、オートの信頼性に疑問を抱き、手動でもう一度行いました。すると、プリントがしっかりとベッドに固定されるようになりました。私は、プリントベッドが平らでないと問題が起きるのは十分認識していたのですが、まさかオートレベリングの調整後でも手動調整が必要だったとは意表を突かれました、プリンターの種類やメーカーの違いで調整が不要な場合もありますが、剥がれが多い場合は1番最初にZ軸の調整を疑ってみたほうがよさそうです。

ラフトをつけること

また、プリントがはがれる原因の一つは、プリントがベッドにしっかりと固定されていないことです。そのため、スライサーの設定でラフトを追加することにしました。ラフトは、余分なフィラメントを結構使用しますが、プリントのずれや時間のロスを避けるためには効果的でした。ラフト設定にすることで、プリントがしっかりとベッドに固定されるようになりました。結果として、プリントが成功する確率が大幅に向上しました。

スティックのりよりもラフトが効果的であること

プリントをベッドにしっかりと固定するために、プレートにスティックのりを使用することもあります。しかし、私の経験では、ラフトの方がより効果的でした。ラフトを使用することで、プリントが確実にベッドに固定され、はがれることがありませんでした。スティックのりを使用した場合もしなかった場合もラフトを設定した場合は成功率に変化はありませんでしたので、私はのりを塗るという余分な手順を省くことにしました。

不要になった造形物を取っておくこと

ラフトによって不要になった造形物は、捨てる前に一応取っておくと、将来的にそれを溶かしてフィラメントを作成することができるかもしれません。現在でも可能なようなのですが、おそらくもっと簡単にできるようになる日が来ると思っています。リサイクルで環境にも優しく、経済的にも効果的です。

ノズルのスタートの位置をランダムにすること

円形のオブジェクトを作成する場合、スライサーの設定でノズルのスタート位置をランダム設定にすることで、後処理が容易になります。通常、ノズルのスタート位置は同じ場所から始まりますが、ランダムにすることでバリがランダムになり造形物が安定し、ニッパーでのバリ取りなどの後処理が楽になります。私はこの方法を実践し、プリントの品質を向上させることができました。

以上が、私がプリントの失敗から学んだことです。これらのアドバイスを実践することで、より良いプリントを実現できることを願っています。皆さんもぜひ参考にしてみてください。

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